-月刊少年ガンガン・鋼の錬金術師感想記- 

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2005年7月号/ 第48話 「待ち人の約束」     
「今度お前を泣かせる時は嬉し泣きだ!!
絶対アルと二人で元に戻って嬉し泣きさせてやっからな!
覚えてろ!!」



(粗筋)〜粗筋のみ。感想は下の所見で。
 
 グラトニーを絡め捕ったリン。人造人間の存在に驚くスカーだが、そこへ、眼鏡で変装したホークアイが車で駆けつけ、スカーの足を撃ち抜く。スカーが倒れる間に、リンはグラトニーを車に乗せてホークアイと逃走。憲兵達が集まりつつある中で、とりあえずエドとアルは足を負傷したスカーを捕らえようとするが、そこへメイ・チャンが乱入。メイは錬丹術で煙幕を作り、スカーとともに逃亡。

「あの女は確かマスタングの飼い犬…
やってくれたな 若造……」


 街中を車で逃走するホークアイとリン。仲間をひとり拾ってくれというリンの言葉に承諾するホークアイ。走り去る車を見たブラッドレイは、車の運転手がホークアイであることをすぐに見破る。

「己れも あんな目をしているのか…
どこまで行っても憎しみは憎しみしか生まんのか…」

 
 その頃、煙幕で逃げおおせたスカーとメイ、そして合流したヨキ。メイは錬丹術でスカーの足の傷を塞ぐ。ヨキの万能だなという言葉を否定するメイ。「大地に龍脈という力の流れがあるように人間の身体の中にも力の流れがありますかラ…流れが止まってしまっている所は治せませン」と。その傍らでスカーは銃を自分に向けたウィンリィを思い出していた。ウィンリィの表情を思い浮かべ、自分もあんな顔をしているのか、と呟くスカー。追っ手の近づく気配にさらに逃げようとする三人だが、メイはシャオメイがいなくなっていることに気づく。

「父さんと母さんの事 いつから知ってたの?
約束よ 全部教えて」

 そのシャオメイはアルに捕まっていた。憲兵の運転する車で、軍の施設らしきところへ案内されるエドとアル。施設内の一部屋で待っていたのはウィンリィ。…と、大総統。エド達の到着と入れ替わるように、部屋から出て行く大総統は、去り際にエドにぽつりと一言。「素直ないい娘だ 大切にしたまえよ」と。
 
「待つのは辛くて 怖いよ」
 両親のことについて話をきいたウィンリィ。憲兵の運転する車の中で、聞いた話を反芻する。「待つのは辛くて 怖いよ」滞在先のホテルへ到着した三人だが、ウィンリィにガーフィールからの電話が入る。電話先にはウィンリィの帰りを待ちわびる客が。ガーフィールの電話で、ウィンリィはラッシュバレーへ帰ることを決める。

「あの時 止めてくれてありがとね
あたしにも待ってくれる人達がいるんだよね
その人達に顔向けできなくなるところだった」

 駅へと向かう足で、ウィンリィは淡々と話をする。

 その頃、セントラルの病院内ではハボックの母親が退役の書類を手に病室へ訪れていた。筋トレをしているハボックに母親は何をやっているのかとたしなめるが、ハボックは、「軍にいなくても追いついて喰らいついてやるよ」と心の内を話す。リハビリがきつくても耐えてみせるというハボック。
 そして、ウィンリィもまた、まだ両親のことは心の整理がつかないけれど耐えてみせるとエド達に言う。
 「皆待っているから 皆のおかげで耐えられる」と。

「今度お前を泣かせる時は嬉し泣きだ!!
絶対アルと二人で元に戻って嬉し泣きさせてやっからな!
覚えてろ!!」


 いよいよウィンリィの乗った汽車が駅を出るというとき、「死なないでね」というウィンリィに対してエドが言った言葉に、ウィンリィは笑いながら了解、と答える。
 動き出す列車の窓から、駅を去るエドとアルの背中を見送るウィンリィ。その脳裏に幼い頃から今に至るまでのエドが次々と蘇る。走り出した列車の中で、ウィンリィはぽつんと自覚したように心の中で呟く。

「ああそっか……
あたし……ずっと前から惚れてたのかもしれない」



 駅を出たエドとアルを待っていたのはマスタング。マスタングの運転する車でグラトニーを捕らえてある郊外の空き家へと向かう。その途中でマスタングが連れてきたのは、ロス少尉を匿う際に焼死体を誤魔化すのを手伝ってくれた鑑定医だった。郊外に匿われていたのは負傷したランファン。治療を受けるランファンは、無くなった腕の代わりが必要だとエドに告げる。いい技師を紹介する、というエドに対して苦しそうながらも笑顔を浮かべるランファン。

「化物か人か…
なんにせよ大総統の椅子から引きずり下ろしやすくなったな!」

 
 リンは、マスタングやエド達に、キング・ブラッドレイが人造人間である可能性を告げる。
 グラトニーの今後の処遇について、マスタング、リン、そしてエドとアルで意見が割れる。
 捕らえられていたグラトニーは、もれ聴いた会話の中から「マスタング」という単語をきき、「ラストをころしたマスタングたいさ」と呟く。その瞬間にグラトニーの胸部が割れ、爆発が起こった。



(所見)

⇒萌え。
・中尉の眼鏡。理知的なおねいさん〜v
・足蹴りめちゃくちゃ笑いました。メイが全然気づいていない!
・豆男VS豆女。ファーストコンタクト最悪(笑)あとで真実知ったメイがどうなるかみものですよ。
・パンダー!!めさめさかわいいです拾うなよアル!
・だってかわいそうだよこんなに震えて!……アル…萌えっ。
・痛くないよ、おちついて…て言うアルかわいいパンダかわいい。…テトですか?
・そしてパンダはアルの鎧の中へ…。猫と喧嘩しなきゃいいけど。(猫いるのか)
・「大切な人材の身内だからね」また言ったー!身内!…でも大総統がこわいですよ。ウィンリィがウィンリィが…。
・131頁2コマ目の車窓を見るウィンリィが色っぽすぎます…っなんだあれ可愛すぎ!エドが後ろにいるのも萌え〜隣同士で座ってないところに萌え。
・列車から上目遣いにエドを見るウィンリィに萌え…!犯罪だよあれ!
・了解!だって。エド、お前まだ泣かせる気なんですか〜vv
・約束きたー!
・青春くさ!
・というより、エド、演歌くさ(意味不明)
・ウィンリィがーー!目覚めたよーー!
・マスタングの人望の無さにアルがひとこと「言ってはいけないことを!」……アル、あんたが一番酷いこと言ってる気がするよ
・ランファンえろい。えろすぎます。あの顔。強いね。泣きそうになりました。

・どのコマのエドもカッコよすぎて鼻血が出そうなのですが…。あんた男になってきたねー…(いや前から男だけど)でも青春くさいねー。

⇒メイに笑いました。
 スカーを助けにきたメイに滅茶苦茶笑いました。スカーもびっくりだ。うん。素っ晴らしいとび蹴り!豆男対豆女も笑いました。ファーストコンタクトがこんなに最悪でよいのか。あとから真実を知ったメイを思うと今から胸が痛みます(合掌)メイが錬丹術を使ってスカーを治療しましたが、その錬丹術も万能ではないという。ランファンの腕を治す役になるんでは…と思ってましたが、なんか無理そうですね。シャオメイもかわいいなぁ。アルが拾ってしまったけど。アルはこんなときでも真っ白ですよ…。エドがヨキと同レベルってとこに笑った。メイとシャオメイの再会がみものですね。

⇒大総統が怖い。
 とうとうエド達が大総統の正体にかなり近づいてしまったわけですが。ウィンリィに接触したり、ホークアイのことを見破ったりと、とても怖い伏線を持っていそうな大総統が滅茶苦茶怖いです。大切にしたまえ、とよく言ってるんですけれど(アルの時も言ってた)なんのいい含みなんでしょか、あれは。しかも大切な人材の身内って…。「人材」が「人柱」に聴こえます。(実際そうなのかもしれない)ああいう含みのある言い方怖いからやめてくれー!という気分。もしかしたら…てよからぬことを想像してしまうではないですか!

⇒「約束よ 全部教えて」
 というわけで、エドはウィンリィに彼女の両親の話を全て話したらしいのですが。ウィンリィが約束よ、って言ってるところに萌え…た!約束約束約束約束…!帰りの車の中の位置関係もいいなぁ。エド側の気持ちとか全く載ってなかったけど、あいつはあいつできっとぐるぐるしてるに違いないよとか思ってドキドキ。

⇒「あたしにも待っててくれる人達がいるんだよね」
 というウィンリィ。ウィンリィは待つ人なんだけれど、同時に待っている人がいる人でもあるということ。そういう意味ではエドに自分を投影して頑張ろうっていうウィンリィの前向きさに拍手したいです。機械鎧の手入れ…エド、あてにならんのか。それくらい確約してやれよバカ!…て思ったり。死なないでね、ていうウィンリィが可愛すぎて眩暈がします助けてください。

⇒ウィンリィが〜とうとう目覚めて遠くへ〜。
 エドがくさかったです。みててはずかしいでした。エドはずかしい。にやにやが止まりません。ウィンリィの笑顔が…ああかわいいです。ずっと前から惚れてたってぇことは…過去形ってことは、つまりそういうことですよね…。
ウィンリィはエドに恋をしたと!むしろずっと恋してたと!(うっわ、書いててにやにやが止まりません)よかったね!エド!あとはあんたが言うだけですよ(何を)

⇒鑑定医再登場
 ロス少尉の死体捏造のときに出てきた医者が登場。イシュヴァールから帰ってすぐに妻とは別れた、という医者。(名前なんだったか忘れました…)イシュヴァールで何があったのかものすんごく気になります。マスタングは「共犯者」と言っているし。家族がいたら…と気遣うマスタングがなんとなく切ない…。ヒューズのことを言っているのかもしれない、と思うと。

⇒話がどんどん進んでいて。
 すごい怖いです。大総統の正体についてついに知ってしまったわけで、賢者の石が体内にあるホムンクルスを倒すには殺し続けるしかない、とか、賢者の石を作るには複数の人間の命が必要とか、とにかく話の核心?といえるようなところまで主要人物が知ってしまっているってことは…うわああホント、今後の展開が怖いです。大総統はマスタングに扉を開かせる〜みたいなことを言ってましたら、なんらかの形でマスタングに今後について動きがあるのは必至だろうし。しかし、エドもアルも「元も身体に戻る方法」を探しているのは確かですけれど、ブラッドレイがホムンクルスだと分かった時点でそういうこと言ってる場合か…?とか思ってしまったり。色々利害関係がもめそう…と思ったらグラトニー覚醒って…。すごい気になります来月も。

⇒ウィンリィはラッシュバレーに
 帰ってしまったわけなんですが、約束らしきものをとりつけたらしいのでなんか見ていてにやにやが止まりませんでした(すいませんエドウィン好きなので〜)今まではエドの空回り〜?とかおもってたら!うふふあははな展開にどうしましょうと笑いが止まりませんでした。






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2005年8月号/ 第49話 「人中の化物」     
「忘れないでください
我々は人間が「化物」とよぶ存在だという事を」



(粗筋)〜粗筋のみ。感想は下の所見で。
 

「予定通りの台本を用意され
私はそのままに生きて来たのだ」
「……ラース
君は長く人間と接しすぎた」
 

 大総統府(?)内にて、ブラッドレイ大総統は、「プライド」とドア越しに言葉を交わす。スカーの逃走とグラトニーが捕まったことをプライドに告げるブラッドレイ。最近の失敗に苦言を呈したプライドは「嬉しそうですね」とブラッドレイに言う。それに対して、自分が父上のシナリオ通りの道を歩んできたと己を顧みるような口調で語るブラッドレイ。「若者の時代がすぐそこまで来ているかもしれん」というブラッドレイに対して、姿を見せない影の姿のままのプライドは、自分たちが人間にとっては化物と呼ばれる存在であることを忘れるな、と釘を刺すような言葉を放つ。

「面白いものだと……?
強大な賢者の石を作るために
この国の人々を大量に巻き込もうとしているのに……!!」
「そして次に血を見るのは…北だ!」
「は!おしい!
いい線いってる」

 
 一方、地下(?)では、軟禁されたマルコーの元にエンヴィーが食事を運んでいた。人柱とは何か、ホムンクルスが何をしようとしているのか、問うマルコー。茶化すように答えようとしないエンヴィーに対して、マルコーはこの国全部を利用して巨大な賢者の石を作ろうとしているのでは、と思い詰めたように言う。マルコーの言葉に、おしい!と不敵に笑むエンヴィー。

「人の命は足し算や引き算ではない!!」
「そうだよねぇ!それがあんた達“人間”だよねぇ!!」
「付け入りやすくて助かるよ 人間」

 潜伏していた村を消されると脅されて連れてこられたマルコーに対して、エンヴィーは、村の人口とこの国の人口を秤にかければどっちを選択すべきかは一目瞭然だったと笑う。付け入りやすくて助かるよ、とエンヴィーが引き合いに出した話は、ヒューズの死に際の話。そこへブラッドレイがやって来る。ブラッドレイはエンヴィーに対して、グラトニーがマスタング達に捕まったということを明かし、迎えに行ってやれと告げる。

 一方、エド達が話し込んでいた小屋は、覚醒したグラトニーによって半壊される。グラトニーの胸部は開いており、中には人間の目らしきものが覗いており、それが周囲の物をぱっくりと飲み込んでしまう。外に居たホークアイは無事だったが、グラトニーに向けた銃も飲み込まれてしまう。瓦礫の下敷きになっていたエドやマスタング達はアルに庇われて事無きをえる。グラトニーに別の銃で発砲しようとするホークアイに対して「そいつの狙いは私だ」と止めるマスタング。「こんな化物をも造り出すのか…錬金術ってやつは…」とエドは震えを覚える。せっかく捕獲した人造人間だったがマスタングは倒すことに決め、発火布で攻撃するのが、グラトニーはマスタングの焔さえも飲み込んでしまう。林の中へ逃げ込むエド、アル、マスタング。その隙にリンと重傷のランファンは医者ノックスとともに車に乗り込む。ラストとの戦いで負った傷が完全に治っていないマスタング。うずくまるマスタングをグラトニーは飲み込むが、それはエドが錬成したダミーだった。車に乗せられたマスタングはこの状況で帰れるかと反発するが、それに対して帰れと促すエド達。車に乗れる人数は限られており、この作戦の言いだしっぺだからと、エド、アル、リンはその場に残る。そのエドに、ホークアイは銃を渡す。

「それは…人を殺す道具だ」
「あなた達の命を守る道具よ」

 エドとアルは困惑するが、エドの脳裏には「死なないでね」と言うウィンリィの姿が浮かぶ。決心したように銃を受け取るエド。リンはランファンを車に残し、エド、アル、リン三人を残して車は走り出す。

「じゃあイシュヴァール殲滅戦の命令を出したのは
人造人間だったかもしれないのか?」

 車中で、大総統がホムンクルスである可能性を告げるマスタング。ホムンクルスが人に紛れて生活しているかもしれない、と言うマスタングに対して、ノックスは気色悪いと言い捨てる。

 残ったエド達三人だったが、暴走するグラトニーを前にして尻込みしていた。その時、アルの側にいたシャオメイと、そしてリンが気配を感じ取る。三人の前に現れたのは一頭の黒い馬。グラトニーに止まれ、というその馬は、リンやエドの姿を見てとると、三人の目の前で姿を変化させる。「鋼のおチビさんはお久しぶりだぁ!」と現れたのはエンヴィーだった。



(所見)

⇒大総統が裏切りそうな予感。
 ブラッドレイが笑みを浮かべてましたよ…(驚)いや、にこにこしてるひとでしたけど、なんていいますか、優しい感じなんですーびっくりした!語ってるとこ、そこらへんにいそうなおっさんぽくて!「そうかもしれんな」て言うところとか、ちょっときゅんとしたんですけどー!?プライドの姿がいまいち影になっていてわかりません。口調は男っぽいですけど(あーでも微妙…です断定できない)。女だったらいいなぁなんとなく。まだ希望捨ててないです。なんとなく裏切りそう…ブラッドレイ。タイトルだって、ほら「人中の化物」ですし。(今回に限らないんですけれど)タイトルがいい具合にストーリーに掛かってて言葉遊びじゃないけれど面白い!て思いました。タイトルに掛かってるもうひとつの化物はグラトニーの腹の中の化物だと思いますが。にしても、ブラッドレイ…なんか、好きです。好きになりました。(どういう意味ですか)

⇒マルコーさん登場。
 生きてたの…。(おい)存在すっかり忘れてました。アニメではアレだったし。エンヴィーが食事を運んでるとこに衝撃を受けた。なぜか。え、お前、なに、雑用??みたいな。ちょっと意外です。「次は北だ」とエンヴィーが断言。国全土を使った錬成陣で賢者の石を〜ていうのはよく予想されてる話ですが、それに対してエンヴィーは「いい線いってる」か。うーん。違うのか。足し算引き算の話はよくある王道。万の犠牲が予想されるなら百の犠牲は仕方ないっていうあれ。先々月だったか、リンの民なくして王は〜て話ともかぶってて、ホムンクルスの考え方がさらに対称的に浮き上がってきたなぁと思いました。

⇒大佐…。
 結構まじめな戦闘シーンなのに、…笑ってました。焔飲まれた大佐が不憫!「て言うか付いて来ないでよ!!あいつが狙ってんのは大佐だよ!!」ってきっちり言ってるのはアルですよ、アル!!すんごい笑ってしまったー。アル、おま、そりゃ言いすぎだって!(笑)さすがにいくらなんでも大佐が可哀想になってきました……初めてですこんな気持ちになったの、大佐に対して。(意味わからないですね!)アルが黒いよー。そんな君が好きです大好きです。何気にアルの尻尾?(頭についてるやつ)にパンダがひっついているのにもすんごい笑ったvvパンダかわいーvしかし、グラトニーのあの腹の中の目はエグイですね…最初見たときなんじゃこりゃー!とビビりましたけど…(先月号で)

⇒「本気で役に立ってません大佐!」
 大佐が受難ですよ…。受ですよ(違う何言ってんの)ホークアイも毒舌見事だ笑いました。ほんと、役に立ってないですねー大佐。なんか愛しくなりました初めてだーこんなの。でも付録のスタンドポップは…うん、あんまりいらないかもごめん大佐!

⇒ちょ……っ…ふ、不意打ち…!!!!
 大佐受難話ですね!いや楽しい楽しい………とか言って油断してたらー…!!なにエドびっくりさせないでください。そこでそれを思い出しますかー!!「お前の手は人を殺す手じゃない」「死なないでね」は先月号までのあのアレですよ…いやびっくりしてもう言葉でないよ。不意打ちもいいとこだ。そこでウィンリィ思い出すとことか、あんたら両思いじゃん!!!と内心ツッコミ入れてました……。ぎゃー両思い!!書いててたまらんですよ。(あー…すいませんエドウィン好きの戯言…。そろそろフィルタいりませんね捨てる時期ですかそうですか)

⇒「だいたい飲み込んだ質量はどこに行ってんだよ!!」
 いや、ホント、謎…。グラトニーの腹の中はパラレルブラックホール?じゃあホワイトホールはどこ?真理の扉の向こう?(そんなわけないですね)大佐放り込めば…って、本人いないとこでも言われて…今回は大佐受難話ですね。猫かわいそう!じゃないけど大佐かわいそう!って言いたくなりました。いやほんと。

⇒ゲームプレビューコミック
 今月末発売のゲームの漫画。エドがー最後になんか大ピンチっぽいところで終わってて気になってしょうがない。ハッピィエンドになるらしい?ので今までと違うのかーとちょっと楽しみです。ゲーム今月発売…早いです。

⇒表紙がーーーー
 今月一番倒れそうになったの何かって表紙ですよ!!表紙!!(うるさくてすいません)最近エドがカッコよすぎるので、心臓がー…もちません…。「結婚してください!」てアテレコしちゃいそうになりました…(馬鹿ですいません。相手は言わずもがな)ウィンリィよく生きてられますね!平気でおられるわけなかろうこれじゃ。





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2005年9月号/ 第50話 「腹の中」     
……ああそうかヒューズ……
「軍がやばい」ってのは国軍の存在をゆるがす危機ではなく…
軍そのものがやばいという事か…!!」




(粗筋)〜粗筋のみ。感想は下の所見で。

「家柄のせいで小さい頃から暗殺の危険にさらされ続けてるんでネ
強くセコくならざるを得なかったんだヨ」
(リン)

 エンヴィーと対峙するエド、アル、リン。先回、リンにしてやられているエンヴィーは、グラトニーに対してエドとアルではなく、リンを「飲む」ように言い聞かせる。それを逆手にとったエド達は二手に別れ、リンはエンヴィーと、エドとアルはグラトニーと対峙する。エンヴィーは自らの身体を変形させてリンを攻撃するが、先回同様リンの優勢は変わらない。
 一方、グラトニーと対峙するエドとアルは、二人揃って錬金術で対抗。グラトニーを捕獲しようとするが、うまくいかない。二手に分かれて対抗していたはずだったが、どさくさにまぎれてエドとアルは、リンとエンヴィーの戦いの場に乱入してしまう。気をとられたリンにエンヴィーは攻撃をしかけるがリンの剣技の前に敵わない。地に倒れるエンヴィーだったが、その瞬間自らの能力を使ってランファンに変身する。瞬間、攻撃の体勢を止めてしまうリン。その瞬間を狙っていたかのように、グラトニーは「飲む」体勢に入る。「リン!!飲まれるぞ!!」と、グラトニーとリンの間に割り込むのはエド。人柱を飲ませるわけにはいかない、とランファンに変身したエンヴィーはエドの足を掴むが、その瞬間にグラトニーの「飲む」力が発動。エドを掴もうとしたエンヴィー、そして、エドに手を伸ばしたアルの鎧の腕もろとも、グラトニーは飲み込んでしまう。「飲んじゃった…」と呆然と言うのはグラトニー。兄さんを出してくれ、とグラトニーに駆け寄るアルだったが、グラトニーの開いた肋骨はアルの願いむなしく閉じてしまう。うそだろ、と地に膝をついたアルの絶望したような叫びが辺りに響いた。


「腕……本当に無いんだ……」(ランファン)

 一方、医者ノックスの家では、点滴を打たれたランファンが匿われていた。乱雑な部屋を片付けながら、足がついたらまずいだろと気遣うノックスに礼を言うランファン。そして、リンの所へ行かなければとランファンは起き上がろうとするが、「その身体で何ができる!!」とノックスに一喝される。ベッドの上で上体を起こしたランファンの視線の先には、左腕の無い肩に包帯を巻かれた自分の姿が痛々しく鏡に映っていた。腕が無いという現実に、悔しげに涙を流し声もあげずに泣くランファンに、ノックスはさっさと寝ろと声を掛ける。

「万が一私に何かあったら君だけでも逃げろ」(ロイ)
「いやです」(リザ)
「命令だ」(ロイ)
「承服できません」(リザ)

 中央司令部(たぶん大総統府)に到着したロイとリザ。大総統がホムンクルスである可能性に対して外堀からじわじわと味方を増やしていこうと言うロイ。リザにここで待つように命令するロイは、自分に万一のことがあったら逃げろとリザに命令するが、リザは命令を聞かない。そんなリザに対して「必ず戻ってくるから待っていろ」と言葉を残し、ロイは大総統府へ。そんなロイの背中を「ご武運を」とリザは見送る。

「私が人造人間でどうしたと言うのかね? 何か問題でも?」(ブラッドレイ)

 大総統を突き崩す手を思い悩むロイ。どうしたものかと考え込むロイに明るく声を掛けるのは、緊急の会議に呼び出されたというレイブン将軍。ロイに対して期待している、というレイブンの言葉を聴いて、ロイは脳裏に自分を理解して支えてくれる人間を一人でも多く作っとけというかつてのヒューズの言葉が蘇る。市内視察についての話をする中で、ロイは市内に流れている噂話について「ジョークに近い噂話」とお茶を濁しながらも大総統の正体について鎌をかけるような言葉をレイブンに投げる。笑い飛ばすレイブンだったが、会議の場にロイを招きいれたレイブンは瞬間に表情を一変させる。噂話の続きを、と促すレイブンと場に着席している将軍達のロイを見る視線は冷たく厳しい。

「……ああそうかヒューズ……
「軍がやばい」ってのは国軍の存在をゆるがす危機ではなく…
軍そのものがやばいという事か…!!」(ロイ)


 「私が人造人間でどうしたと言うのかね」と、ロイの発言の続きを求めるのは、厳しい表情でロイを睨む大総統。場の空気に、ロイは瞬間的にヒューズが残した「軍がやばい」という言葉の意味するところの答えが頭の中にひらめく。軍そのものがやばい、そう悟ったロイは、将軍達の冷たい複数の視線を浴びながら自分が四面楚歌の窮地にあることを理解する。

「……? あの感覚どこかで…」(エド)

 一方、グラトニーの腹の中に飲まれてしまったエドは、飲まれた車や人骨や瓦礫の沈む液体の中に横たわっていた。「血か!?」と鉄臭いその液体に驚きながらも、グラトニーに飲まれたことをようやく思い出すエド。飲まれたときの感覚を、どこかで覚えがあると反芻する。アルやリンの名を呼ぶが、返答はない。「ここはどこなんだ」闇の中にエドの声だけが響く。

(所見)


⇒巻頭カラー!
 ちょ…!なにこれ!びっくりしましたよっ!!人力車(?)に乗る幼馴染三人とデンvぎゃー!人力、こぐのはエドです(笑)エドっぽい。ふんぬぅー!て感じが好きですエドそのものって感じがする。萌え。アルがー偉そう。ウィンリィが可愛い。すっごい可愛い。びっくりした。このエドとウィンリィ並べたらすっごい萌えますよ。猪突猛進運転手と自由奔放お嬢さんって感じ(意味不明ですね)。ウィンリィ、髪なびかせてキラキラして欲しい(願望)ごめん好きだ大好きだウィンリィが。あとタイを崩してるところがエドっぽくてすごい萌え。胸元萌え!正面から見たらどうなってるのかなと想像して萌え。デンとブラハが視線交わしてるとこ萌え。かわいいですよぅ〜ああ〜。

⇒身長ネタ
 笑った。あいかわらずだ。よく数えてるのね。チビのとこがちゃんと小さい字なのもしっかりちゃっかり者なエドが好きです。(でも最近エドを豆って言えないよ私)化物なのはエドってとこに笑った。

⇒84頁下のコマのエド。
 すんごい萌え。最高。かわいい。かっこいい!なんですかその表情。「おっとぉ?」って!今月最高のひとこま。このエドばっか舐めるように眺めてます。

⇒エンヴィーって…
 思ってたより弱い…。リンかっこよい。強いです。あ、リンが強すぎるってことですか?エドが飲まれた後、エンヴィー、身体半分飲まれた感じなんですが、あれどうなってるんだろう。まさか死んだとは思えないけど。(どうやって再生するの?)

⇒アルがーーー
 エドが飲まれて慟哭するアル。うそだろ…て、私も頭の中で同じこと言ってたですよ。最初理解追いつかなかった。あの肋骨なんなんだ。

⇒「裏表の無い性格だと自負しております」
 リザ萌え。ロイアイ?アイロイ?どっちでもいいけどロイが君、君、って言ってるとこに滅茶苦茶萌え…。なにその空気。全てそのままあるがままにって感じです。言わなくても分かってるでしょう?みたいな。この二人も約束してるんだなぁいいなぁこういう空気。

⇒ロイ大ピンチ。
 ロイ、四面楚歌です。どきどきしてきましたー!あの将軍達はどこまで知ってるんでしょうか。それともやはり何も知らないのでしょうか。(でもそうしたらあの氷のような視線をみんなしてロイに投げるわけないですが)「続きを」って言うブラッドレイ怖い。でもブラッドレイって裏切りそうなので、ちょっとドキドキ。このひとはこのひとで、別の思惑ありそうだよなぁ…と。ロイの焦った表情がすんごくよいです。

⇒腹の中
 先月号の感想でグラトニーの腹の話でブラックホールは云々の話書いたんですけど…まさか飲み込まれるとは…とちとびっくりです。あの感覚…ていうのは真理の扉のことでしょか。あの眼はなんなんでしょうね。まさか先月の話じゃありませんが本当に腹の中は真理に繋がってました、だったらホント笑えるんですが。さてどうやって腹の中から出るんだ、エドは。話がどんどん動いていってる感じがして、どっきどきしております。

⇒4コマ
 すっごい笑った。純情ハボック!

⇒付録
 スタンドポップはまだ組み立ててません。場所がなぁ。むしろウィンリィはないんですか。




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2005年10月号/ 第51話 「闇の扉」     

10月号の感想はまだ書いていません。


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2005年11月号/ 第52話 「魔窟の王」     
「ずっと我々のあがきを見てほくそ笑んでいたのですか……
ヒューズ准将の葬儀で震えていた貴方の手
あれは偽りだったのですか…!」



(粗筋)〜粗筋のみ。感想は下の所見で。

 冒頭。アルはグラトニーに対して、自分を「父親」のところへ連れて行けと言う。アルが扉を開けた人間だと知って、グラトニーはアルを「お父様」のところへ案内する。

「いつからですか
いつから軍は人造人間に頭を垂れたのですか」

 一方、ロイの目の前では、将軍達が「扉」を開ける者を誰にするかという算段を話し合っていた。スカーにやられたグラン准将を、人体実験の痕跡が見つかった場合の責任転嫁に使えるという将軍達の会話の中に、人柱候補としてエルリック兄弟、マルコー、そしてキンブリーらの名前があがっていた。「この状況でなぜ私を生かしておくのですか」と、茶を勧める大総統に対して、ロイは問う。

「軍服をまとった時からそれが死に装束になる可能性が高い事くらい
わかっていただろうに」

 軍そのものが人造人間の手に墜ちていたことを悟ったロイ。ヒューズ准将の葬儀の際の震えていた手は偽りだったのかと大総統に尋ねる。ヒューズの娘エリシアの泣き声がやかましかったと言う大総統の表情に人間の情は微塵も見られない。ロイは、大総統の養子であるセリムの名前を出すが、「あれは私にとっての弱点にはなりえんよ」と大総統はにべもなく言い捨てる。

「リザ・ホークアイ中尉を明日より中央司令部…
大総統付き補佐に……!」

 一方、ロイの配下であるフュリー、ブレダ、ファルマンには、人事局から異動の命令が下される。それぞれ、南方、西方、北方の司令部へばらばらに飛ばされるという形の人事に動揺を隠せないフュリーは、ロイを待っているホークアイに報告するが、そのホークアイの元にも、人事局のヤコブレフと、大総統付き補佐シュトルヒがやってくる。手渡された異動命令書をその場で見るホークアイは、ありえないと叫ぶ。そこには、ホークアイを大総統付き補佐にするという内容が。

「足の下をたくさんの何かがはいずり回っていル……」
 いなくなったシャオメイを、スカーと共に探すメイは、アルと共にいるシャオメイを見つけ出す。しかし、その隣にはグラトニーが。警戒するスカーは、アルとグラトニーの跡を追う。地下へと続く通路を前にして、メイはこの国に入ってからずっと感じていた違和感に震える。同じく震えが止まらないのは、アルと共に地下へと降りたシャオメイだった。アルを連れ立ったグラトニーは、「お父様」について片言でアルに語る。

「この空間から出られるかもしれねぇ!!
協力しろ エンヴィー!!」

 そのグラトニーの腹の中では、姿をあらわにしたエンヴィーに対峙するエドとリンがいまだ腹の中から出られずにいた。エンヴィーの体内から這い出てくる「人」の声に動揺するエド。その声の中に、死んだニーナを見て、エドの動きは止まってしまう。エンヴィーの体内に呑まれてしまったエドは、エンヴィーの核になっている賢者の石をそこで見つける。「探してた…こんな近くにあるのにとどかないなんて」エドの意識の中に、遺跡でも見た錬成陣がよぎる。ここから出られるかもしれない、というエドは、エンヴィーに協力しろ、と叫ぶ。

 アルと共にいるシャオメイを追って地下に入ったメイとスカーは、門番である合成獣に立ち往生していた。「やっぱり何かいまス」と言うメイの身体の震えは止まらない。「これハ…人……?」
 地下の最奥で、機械の管に囲まれた人影がひとつ、ぼそりと呟いていた。
「何やら騒々しい 誰か来るな」


(感想)
 今月。ひとまずエドウィン的な萌えはおいといて、楽しかったです。展開にわくわく。

・アルがなんか自分で動こうとしていて、それが滅茶苦茶頼もしくて安心出来た。自分が諦めたら終わりだってちゃんとわかってるあんたを応援したい。大好きだ。
・大総統の非情っぷりがなんかツボでした。セリムのことを弱点とはなりえないってわざわざ言ってるけど、私はどうしても大総統が、完璧にホムンクルス側って思えないーー。往生際悪いだろうか。どっかで裏切って欲しい。なんでか割り切れません。
・ブラハが可愛い…。ブラハの両足持ってるフュリー可愛い…。ブラハの足に萌え…。
・ホークアイ中尉…一晩待ってたの?外で?立って?すご…。
・「なんですかこのありえない人事は!!」ホークアイが動揺しててちと怖かった…。いや、普段冷静じゃないですか、この人。(あ、大佐が死にかけた時は別)大総統付き補佐かぁ…中尉はやはり大佐にとって鍵なのか。「――という訳だ」という大総統の台詞に超動揺(苦虫つぶすようなそんな表情)のマスタング…これはホークアイの人事に対しての動揺なのか?マスタングは扉を開けさせられるっぽいけど、ホークアイを人質にとられたって捉えていいのかなんなのか。わからん。どういう意味なんだこれ。
・メイの中で、アルが極悪人になってて笑った。その隣に小さく「なんか小さいの」ってエドがいて、そのいい加減な描き方にも笑った。理想と現実の乖離すごすぎだ。メイが知ったら…て思うと笑いが止まらん。
・「鬼!悪魔!フンドシ!!」(笑)
・そんでもって、エドはなんだかマジでカッコよい…。エドが錬成した武器に、すかさず「趣味わる…っ」てツッコみ入れてるリンがかわいい。
・エンヴィーの身体がえぐすぎて、見るのがイヤです…おおぅ…まだ漫画絵だからよかった…。
・エンヴィーの口から出ようとするエド。片足だけ口から出てるよ…やだよ…。そして、エドは確実にウィンリィに怒られますね…あんなぼろぼろしちゃってさぁー泣かれるか。また泣かすんか。

 来月が楽しみすぎです…!なんだかんだと言いつつ、お父様とエドの対面近いのかと思うとわくわく。ロイは絶体絶命ぽいし。

・4コマのスカーに萌え……。にゃんこは愛しいです。気持ちわかるからどうしようもなく。スカーが可愛くてたまらん助けて。
・4コマのページの次のページの、小説の注文票が…。「錬金術士」じゃないし!て思わずツッコんじゃった…。
・他のまんが。ソウルイーターにめさめさ萌え、た。最近ソウルやたらカッコよいなぁ。




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