記事一覧

DATE : 2013/04/10(水)

アニメ「新世界より」と「サイコパス」を見てふと

ようやっと「新世界より」と「サイコパス」のアニメを全話視聴したんですけど、両作ともとても面白かったです。とりわけ「新世界より」のほうはやっぱスゴイですね。原作の小説は既読でしたが、読んだときのあの興奮が蘇り、改めてこの小説の小説としての面白さに感服いたします。

で、こうして改めて見てみてあれれ?と意外に思ったのが、「新世界より」も「サイコパス」も、似たテーマに帰着していたということ。

というのも、「新世界より」のキャッチフレーズが「偽りの神に抗え」で、これはバケネズミであるスクィーラの視点から謳われたフレーズなのですが、スクィーラが偽りの神(=同じ人間)による支配体制への反逆を試み敗れたというストーリーは、サイコパスでいうところだと、シビュラシステムによる支配に疑問を持ちながらも敗れ支配体制を甘んじて受け入れている朱音ちゃんの姿に重なるような気がします。「新世界より」の早季は、サイコパスでいうところのシビュラシステム側の立場なわけです。もちろん、早季は早季で、単純な支配体制側の人間ではなく、一種の異端者として世界の成り立ちに疑問を持つ立場にもありますが。

ふたつの物語は力点が置かれているテーマはそれぞれ異なりつつも、両者とも「現状の打破」だとか「現体制からの脱却」だとか「新しい価値観、新しい世界への可能性」といったようなフレーズやテーマに対して、人間が何ができるか、何をすべきか、何をなさざるべきか…そういったことに対する一定の回答と思考の可能性を与えているという意味でたいへん面白かったです。個人的には、人の生存に対する凄絶な態様を醜くもはっきりと書いてくれている「新世界より」が、やはり強烈でした。アニメ見た当初は、ひどい絵だなぁとか思ってたんですけれど、小説のブレない世界観をベースにしていると全然気にならないというか。この2作は本当に楽しめました。半年もの間楽しませてもらって、本当にありがとうと言いたいです。

4月スタートのアニメもちょいちょい見ています。
とりあえず進撃の巨人と惡の華が楽しみです。

DATE : 2012/03/07(水)

つっこみが追いつかないよ、ギルティクラウン

原稿しながら、録りためてたギルティクラウンを最新話まで見ました。12月くらいから見れてなくてなぁ。どのアニメもそうなんですが、いろいろバタバタしててアニメが溜まっていく一方という。ゲームも買いっぱなしで積みあがってるよくそう。

で、ギルティクラウン。
4、5話くらいからあんまりおもしろくなくなってきてもう見るのやめようかなとか思ってたんですが(ごめんこんなこと書いて)、友達は面白いよと言ってたので信じて我慢してみてみたらおっかなビックリ、面白くなってるじゃんかーーー!
録画ハードディスクから消してなくてよかったと心底思いました。でもこのアニメ、男向けなのか女向けなのかマジわからんアニメだわ…。いやすきだけど。

2クール目入ってからが俄然面白くなった感ありますね。
1クール目は終盤はかなり面白かった。
というか、12話で最終回でもよかったと思いました。
涯が死んだシーンで大泣きしたけど、2クール目で、私の涙返せ!って思った。こんな展開いやぁああ!!(萌えるけど)

そんでもって、1クール目と2クール目でキャラの性格がだいぶ変わってるような気がするのは一体なぜなの。主人公の集の煮え切らない感じはイライラしてましたが、煮え切った後(学園掌握のくだり)にもイライラさせられ、だがしかし、19話(現時点で最新話)で覚醒した集にちょっと惚れました。
なにがいいたいかって、とにかくキャラが別もんに見えるので、全話通してみると、なぜか同じアニメを見ている気がしない(笑!!)

あとねあとね、19話で集が綾瀬のヴォイド使って飛んでるシーンになぜか爆笑してしまったんだぜ…(シリアスなのにごめん…ごめんてば…)腕生えてくるところはすごくかっこよくて震えたのに!に!にぃい!!

生徒会長の鬼畜っぷりには驚いたし、ガチで近親相姦ネタはあるし(私、ホモはいいんですけど男女の近親相姦ネタは妄想するのちょっとダメなんですわ地雷なんですわどうしても無理orz)、友達友達と言う割にはあんまり友情感じない友達関係ばっかりだし、なんなのこのツッコミどころ満載のアニメ…!!って感じです。たしかにご都合主義で超展開も多いし、つっこみ追いつかない感じなんですけど、でもなんかそこが面白いっちゅうか。あと数話で終わりだと思うんですけど、果たして話をまとめきれるのかなぁってちょっと不安ですが、次回も楽しみです。

音楽がかなり良いので、サントラとオープニングのCDを買ってこよう。

ページ移動